【アパート経営の必須知識】外国人入居者が起こしやすいトラブル5つ|対処方法も解説

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住まいの情報

「外国人入居者に不安がある…」
「どんなトラブルが起こりやすい?」
「どうやって対処したらよい?」

外国人と接することに慣れていない方にとって、自分のアパートやマンションを『外国人入居OK』とするのは、かなりの勇気が必要な決断でしょう。
わたしも不安で、なかなか決断できなかった経験があります。

この記事では、外国人入居者が起こしやすい5つのトラブルと、その対処方法を解説します。

本記事の筆者は、不動産会社を経営しながら大家としてマンション経営もしています。
現在の不動産収益は年間で1憶円ほどです。また、外国人入居者を受け入れて15年ほどになります。

その経験をもとに、実際の大家さん目線で解説した内容なので、同じ大家さんはぜひ、参考にしてみてください。

 

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外国人入居者が起こしやすいトラブル1:又貸し・複数人での同居

もっとも多いトラブルが、『入居者の申告義務違反』です。
ワンルームの単身入居のはずが、2人でルームシェアしていた
契約時とは別の人が住んでいる
などです。

わたしの会社が管理している建物でも、1LDKに5人のネパール人が共同生活していた、なんてケースもありました。

外国人がこのようなトラブルを起こすには背景があります。
在留外国人にとって、日本で住宅を借りることは難しい』という現状です。

言葉のハンデや文化の違いなどの理由に、外国人入居者を受け入れない大家さんが多いです。
そのため、日本ですでに住まいを借りている友人や知人の家で共同生活を始めるのです。
部屋の借主の中にもSNS上で、『ルームシェア募集!家賃負担は〇万円!』と母国語でルームメイトを募集している人までいます。

また…
ルームシェアNGとは知らなかった
入居者の追加や変更がダメだと知らなかった
そのような外国人入居者が多いことも事実です。

 

トラブル2:ゴミ分別のトラブル

もしかしたら、このように思っていませんか?
外国人はモラルが低いから、ゴミを分別しないのでは?

実は、多くの外国人にとって、ゴミの分別というのは馴染みのないルールなんです。
世界的には、ゴミの分別をしない国の方が圧倒的に多いです。
環境問題に積極的に取り組むアメリカでも、分別は3種類だけです。リサイクル系、生ゴミ系、それ以外、のたった3つです。

つまり、外国人の多くは…
ルールを守らないのではなく、分別することを知らないのです。

ある外国人向け求人案内会社が、来日経験のある外国人513名に『日本のルールやマナーに関するアンケート調査』を実施したところ、『知らなくて困ったマナー』の第一位は、このゴミ出しについてだったそうです。

 

トラブル3:自分好みにリフォームしてしまう

最近は少なくなりましたが、外国人の中には、勝手に内装をリフォームしてしまう人もいます。
壁紙を張り替えたケースまでは聞きませんが、壁に収納棚を取り付けたり、ペンキの色を塗り替えたりする人は少なからずいます。
コチラの原因もやはり、日本と自国との賃貸事情の違いです。

日本の賃貸物件は、入居者が退去したら内装を原状回復したりバリューアップしたりと、リフォームが完成した状態で新たな入居者さんの募集を開始します。

しかし欧米では、退去したままの状態で貸し出すのが通例です。
そのため、壁のペンキは汚れていますし、前の入居者が作った手作り家具などもそのまま残っています。
「今の内装が気に入らなければ、自分で好みの内装に仕上げてね」という考え方なのです。

わたしもアメリカ在住時、案内された部屋の壁がピンク一色だったことがあります。3日ほどかけて、ペンキですべて白へ塗り替えた経験がありますが、欧米ではこれが普通なのです。

 

トラブル4:騒音

外国人はパーティー好き
そんなイメージを持っている方も多いと思います。

確かに欧米では、週末は家族や友人とホームパーティーをして過ごす文化があります。
ただ、在留外国人が部屋でパーティー騒ぎを起こすケースは少ないです。
彼らも日本の密集した住宅環境でホームパーティーを開けば、近隣に迷惑がかかることを理解しています。

では騒音とは…
話し声の大きさ』と『生活音』です。

 

話し声の大きさ

外国語の多くには、発音にアクセント(抑揚)があり、強弱を付けないと通じない言語のため、発声にある程度の声量が必要になります。
そのため、「外国人は声が大きくて、うるさい」イメージが付いてしまうのです。

『外国人は声が大きい』というよりも、『外国語の多くは、声を大きく発声しないと発語できない言語』なのです。
そのため、近隣からは「話し声が大きい」という苦情が起こりやすくなります。

 

H3:生活音

外国人はルームシェアが多いので、生活する人数が増えれば、それだけ生活音も大きくなります。
足音、話し声、洗濯機の音、玄関ドアの開閉音、などです。

入居人数が増えるほど、下階や両隣りの部屋にストレスがかかる可能性が高くなります。

 

トラブル5:原状回復費用の請求と回収

入居者が退去後、ルームチェックをして原状回復が必要であれば、その費用を退去者へ請求するのが通常の流れですね。

入居者、つまり退去者が外国人だった場合、彼らの引越し先は日本国内だけではありません。自国へ帰国するケースもあります。

退去者が自国へ帰国してしまうと、原状回復費用の請求と回収が困難になる場合が多いです。
連絡手段はメールか国際電話だけで、送金手段も海外送金だけです。

実際には、帰国後は音信不通になるケースがほとんどで、わたしの会社では、帰国後に原状回復費用を回収できたケースは3割にも満たないです。

 

これらのトラブルの対処方法

これまで紹介した5つのトラブルは、事前に対処もできます。それは…
・入居前にしっかりと説明し、理解してもらうこと
・入居後もコミュニケーションを取り、良好な関係を築くこと

です。

外国人に限らず、トラブルには大きく分けて2つがあります。
ルール違反と知っていて起こしたトラブル』と、『知らずに招いたトラブル』です。

トラブルの多くは、『知らずに招いたトラブル』です。
しっかりと事前に説明することで、回避できるトラブルは多いです。そして、しっかりと『理解』してもらうことです。

伝えるコツは…
ゆっくりと、かんたんな日本語で説明することです。

日本語はとても難解な言語で、『習得の難しい言語ランキング』の第5位です。
日本語がネイティブではない彼らにも理解できるスピードと、シンプルな言葉を心がけて説明してください。

 

おわりに

今回は大家さんへ向けて、外国人入居者が起こしやすいトラブル5つと、その対処方法を解説しました。

近年、在留外国人は急激に増加しています。一方で、不動産賃貸のマーケットは需給バランスが崩れて空室が増加しています。

『外国人入居可』とすることは、空室対策としてとても有効です。
これまで外国人入居者を受け入れたことのない大家さんには、外国人入居者を受け入れるには不安を感じることがあるでしょう。
わたしも以前はそうでした。
外国人入居者を受け入れるメリットはコチラ↓
【大家さん向け】外国人を入居可にするメリット・デメリットを解説

同じ大家業を営む者として、少しでもあなたに参考になれば嬉しいです。

ログスタの Sora でした。
それではまた。

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