【アパート経営】外国人を入居可にするメリット・デメリットを解説

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住まいの情報

 

こんな人へ向けた記事です

・マンションの入居率が下がってきた
・収益を上げるため、なにか対策を打ちたい
・外国籍を入居OKにするには不安がある…

 

こんにちは。ログスタの Sora です。

会社経営をしながら、わたし自身も会社を通じてアパートやマンションを自主管理している大家です。現在の不動産収入は、年間で1億円ほどになります。

 

本記事は、賃貸経営している大家さんへ向けた、「外国人を入居可にすべき?」「メリット、デメリットは?」についての解説記事です。最後までお付き合いください。

 

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賃貸経営において、在留外国人増は大きな追い風

日本政府の統計によると、2020年12月時点で、日本に在留している外国人は288万人になります。日本の総人口が1憶2,500万人なので、全体の2%が在留外国人です。

 

彼らの目的は就学や労働なので大都市圏に集まります。そのため、全体で見ると2%ですが、東京など人やモノが集まるエリアでは比率が高くなります。東京都新宿区の外国人比率は12%以上にもなります。

 

日本は2011年から人口減少が始まりました。現在の出生率は1.34なので、日本人の人口減少の波は、これから長く続くでしょう。

人口減は経済規模縮小に直結します。日本政府も人口を増やす、というより維持するために、在留外国人を増やそうと移民政策に力を入れています。

実際、2019年まで7年連続で在留外国人は増加しています。
※2020年はコロナショックにより減少の年になりました

 

日本人だけを相手に賃貸経営を続けると、少ない顧客の取り合いになり、経営体力のない個人大家さんには、これまで以上に厳しい時代になることが予想されます。

在留外国人を潜在ニーズと考えるかどうかで、あなたの物件の収益は大きく変わります。

 

先ほど、『新宿区の外国人比率は12%以上』と述べました。単純計算になりますが、新宿区のマンションで外国人入居をNGにすると、売上げは12%下がるということです。

 

これからも日本へ移住する在留外国人は確実に増えます。

それでも外国人は不安…

そう考えている大家さんも多いです。

 

では、具体的に何が不安なのでしょうか?もしかしたらその不安には、思い違いや誤解があるかも知れません。 

わたしの会社では、外国人入居者を受け入れて20年以上になります。その経験から伝えられることを、これから解説します。

 

不安原因の多くは、外国人への誤解

□家賃を滞納する人が多い?
□ゴミ捨てルールを守らない?
□週末はパーティー騒ぎを起こす?
□言葉が通じなくてコミュニケーションが取れない?

 

家賃を滞納する人が多い?

家賃を滞納する外国人は少ないです。むしろ、日本人の方が家賃の支払いにルーズです。

外国人、特に欧米人は契約至上主義の文化で育っているため、契約事はしっかりと守ります。

 

外国人にとって、日本での部屋探しは簡単ではありません。「滞納して追い出されたら大変…」と考える人がほとんどです。

滞納どころか、しっかりと期日を守る人がほとんどです。

 

ゴミ捨てルールを守らない?

ゴミの分別や搬出日のルールについて外国人は…守らない、のではなく『分かっていない』場合が多いです

日本では、自治体によってゴミの分別方法や搬出曜日が異なります。

事前に説明がなければ、彼らに分かるわけがありません。

入居前にゴミ出しルールをしっかりと説明してあげてください。そうすれば、彼らはちゃんと守ります。

 

大事なのは、『分かりやすい言葉で伝えること』です。

ゆっくり話しかけ、簡単な日本語を用いて相手に伝えましょう。

相手の日本語力が未熟であれば、相手の国の言葉を使い、文章で伝えましょう。グーグルの翻訳機能を使えば、日本語の文章が世界中の言語へ簡単に変換できます。
グーグル翻訳

 

週末はパーティー騒ぎを起こす?

欧米人 = 毎週末はどんちゃん騒ぎ

これは大きな誤解です。

 

海外ドラマでは、『週末は着飾ってホームパーティー』、そんなシーンがよく描写されますね。

確かにアメリカでは、週末は家族と一緒に自宅や友人宅でホームパーティーをして過ごすことが多いです。でもそれは本国での話です。

 

海外と日本では、住宅事情がまるで違います。日本の狭い住まいで騒ぐと、どうなるのか…、彼らも充分理解しています。

もちろんパーティー好きな在留外国人もいますが、それは日本人も同じです。

 

『外国人 = パーティー好き」

これは大きな誤解です。

 

言葉が通じなくてコミュニケーションが取れない?

この点に関しては、入居前の段階で解決できます

コミュニケーションが取れないくらい日本語力が低い人は、入居させないようにしましょう。

 

大家さんは建物を健全に維持管理する責務があります。伝えたいことが伝わらないレベルの相手の場合、入居をお断りしたほうが賢明です。

 

では、どうやって相手の語学力を見極めるのか?

それは…

内見時に相手と会話する』または『申込時に面談をする

です。

 

ポイントは…

1会話力(話す能力)
2読解力(読む能力)

この2つです。

 

「お引越しの理由は?」など、YES・NOでは答えられない質問をしたり、日本語の申込書を目の前で書いてもらったりすることで、相手の日本語力を判断してください。

 

※外国人という理由だけで入居を断ることは違法との見解も
【大家さん向け】外国人という理由でマンションへの入居を拒否できない?その理由を解説

 

外国人を入居可にするメリット

・空室率が改善する
・長期入居が期待できる
・築古、設備古でも気にしない人が多い

 

空室率が改善する

すでに解説しましたが、日本の在留外国人は今後も増加傾向にあります。

反面、外国人入居可の物件はそれほど多くありません。需要と供給のミスマッチが続いている状態です。

 

日本人の人口は今後も減少し続けますが、在留外国人は増え続けます。

在留外国人を潜在顧客と考えて入居者として受け入れることで、空室率の改善に繋がります

 

長期入居が期待できる

外国人にとって、日本での部屋探しは簡単ではありません。また、転居にはまとまった費用が必要になります。

そのため在留外国人は、なるべく引っ越しを避けたいと考えています。

 

当社のデータですが、日本人の平均入居年数は45ヶ月ですが、外国人は56ヶ月です。日本人と比べて、1年も長く入居してくれています。

 

賃貸経営では、いかに長期入居してもらえるかが重要になります。その点でも在留外国人を受け入れることは大きなメリットになります。

 

築古、設備古でも気にしない人が多い

日本人は新しいモノ好きですが、外国人は日本人ほど新品至上主義ではありません。特に欧米の住宅事情は日本と大きく異なり、築年数が古い建物ほど人気があります。

日本のように『築年数が古くなるにつれて賃料が下がっていく』文化ではないため、建物や設備品が多少古くても、彼らは気にせずに住んでくれます。

 

外国人を入居可にするデメリット

・コミュニケーションを取るのに工夫が必要
・契約時にしっかりとした説明が必要
・会話の声が大きい

 

コミュニケーションを取るのに工夫が必要

彼らにとって日本語は第2言語です。ネイティブではありません。

平仮名、カタカナ、漢字、独特の言い回し…。日本語はとても難解ですよね。文章でも読点の位置で意味合いがまったく変わってしまいます。

なんと日本語は、『習得の難しい言語ランキング 第5位』だそうです。

 

そのため、外国人入居者になにか伝えるには…

・ゆっくりと
・簡単な言葉で
・簡潔に

伝えましょう。

 

文章で伝える場合には、時候のあいさつなどは省き、簡潔な文言を心がけましょう

 

契約時にしっかりとした説明が必要

特に注意が必要なのが、礼金と更新料です。

 

日本以外で礼金のシステムがある国はごくわずかです。ブラジルやウクライナなどがそうです。

日本では一般的な礼金ですが、初めて日本へ来た外国人にとっては、特に説明が必要な費用のひとつです。

 

また、部屋の更新時にかかる更新料は、日本だけのシステムです。

契約前には、諸費用についてしっかり説明して、合意してもらったうえで契約しましょう。
※それでも更新料については納得してくれない外国人入居者はいます

 

会話の声が大きい

これに関しては、言語の発音上、ある程度は仕方がない部分もあります。

外国人は声が大きいのではなく、外国語の多くは、『大きな声でないと発音できない言語』なんです

これを知らないと、『外国人は騒がしい!』と誤解してしまいます。

 

たとえば…

できるだけ小さい声で「あー」と発声してください。

はっきり「あ」と聞こえるはずです。

では、同じように小さい声で、巻き舌で唸るように「アー」と発声してください。英語でいう『er』の発音です。

どうでしたか?声がかすれてしまい、上手に発声できないはずです。

外国語には、発音にある程度の声量が必要な単語があるため、どうしても声が大きくなってしまいます

 

また、海外では小さい声で話す相手を信用しないという面もあります。

『声が小さい = 自信がない』

そう思われるからです。

 

外国人はわざと大声を出しているのではありません。発音構造と文化により、大きな声にならざるを得ないのです。

 

さいごに

以上、大家さんへ向けて、外国人入居者を受け入れるメリットとデメリットを解説しました。

大家さん誰しもが、外国人入居者を受け入れるかどうかについて悩んだ経験があると思います。

『外国人入居NG』の物件が多いからこそ、受け入れることで商機が生まれます。

外国人に対するネガティブなイメージの多くは、思い違いや誤解です。それは、あなたが悪いことではありません。

ただ、今まで外国人と接する機会が少なかったからだけです。

 

日本で生活をしたいと思ってくれる外国人が多いことは、わたし達日本人にとって誇らしいことです。

彼らの日本での生活が少しでも良い思い出になるように、同じ大家業に携わる者として、この記事があなたの参考になればと思います。

 

ログスタの Sora でした。

それではまた。

コメント

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  2. […] 外国人の入居を受け入れることは多くのメリットがあります。【大家さん向け】外国人を入居可にするメリット・デメリットを解説 […]

  3. […] 『外国人入居可』とすることは、空室対策としてとても有効です。これまで外国人入居者を受け入れたことのない大家さんには、外国人入居者を受け入れるには不安を感じることがあるでしょう。わたしも以前はそうでした。外国人入居者を受け入れるメリットはコチラ↓【大家さん向け】外国人を入居可にするメリット・デメリットを解説 […]

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