「まだまだ給料も安いからスーツはいつも量販店で買ってるけど…。自分のスーツ、回りにはどう見られてるんだろう?」
そう思ったこと、ありませんか?
この記事では、安物のスーツって見ればわかるものなのか?どこを見て安いと見分けられてるのか?を具体的に解説しています。
また、なるべくお金をかけずに『良く見せるコツ』も伝授します。
わたしも若い頃は、さんざんスーツ量販店にお世話になりました。
スールセレクト・PSFA・スーツカンパニー・青山・青木…。ほとんどの量販店で買った経験があります。
スーツはビジネスパーソンにとって、正装であり、戦闘服であり、ユニフォームでもあります。
良いスーツを持ちたい気持ちはあるけど、まだそんなにお金をかけられない若手ビジネスパーソンの悩みを解決しますね。
安物のスーツは見ればすぐわかるの?

結論から言うと…
はい!わかります!
ぱっと遠くから見た程度ではわかりませんが、相手と一定の距離まで近づくとすぐにわかります。
その一定の距離とは…
『名刺を渡す距離』です。
相手との距離が1メートル以内になると、着てるスーツが安物かどうかは見てわかります。
相手のスーツが20万円なのか30万円なのかは、かなりスーツに詳しい人が見ないとわかりませんが、安物スーツかどうかの判断はすぐにわかってしまいます。
ちなみに、室内の照明の下で見るよりも、屋外の日の光の下で見た方がわかりやすいです。
ここで念のため。
この記事内での『安物のスーツ』とは、ジャケットとスラックス合わせて3万円以下で買えるものとしますね。
それでは、相手はなぜわかるのか?どこを見て気付くのか?
判断されるポイント3選

ポイント1:生地の光沢
安いスーツには光沢がありません。
生地の光沢は糸の細かさやシルク混の割合などがツヤとなって生地に現れます。安いスーツには良質な素材が使われないため、光沢がないのです。
ちなみに安いスーツが光って見える時があるのは、あれはポリエステル混によるテカリです。
生地の光沢とポリエステルのテカリの違いはこんな感じです↓↓
□生地の光沢:細い糸がツヤを出してるため、ツヤが細かい
□ポリエステル混のテカリ:糸が太いため、面で反射してる感じ
ポイント2:サイズが合っているか
ぱっと見てわかる明らかなサイズ違いは論外ですが、サイズの合ったスーツなのかどうかわかるタイミングは、相手が名刺を出した時です。
名刺を出す時って、相手の目の前まで自分の両腕を差し出しますよね?その時に相手の『そでの長さ』がわかるのです。
そこで、そでが短かったり長かったりすると、「少なくともオーダースーツじゃないな」と相手は感じます。
オーダースーツは両腕それぞれの長さに合わせて作りますので。
ポイント3:Vゾーン
Vゾーンとは、ジャケットのボタンを閉めたときにできる、胸から首までのV型のゾーンのことです。
Vゾーンについては、スーツの評価とは直接的ではないですが、このVゾーンを見るだけでもわかることが多いです。
見られているのは、ネクタイです。
ネクタイの何を見るかというと…
ツヤ
スーツと同じくネクタイも良いものには光沢があります。良質なネクタイを締めている人が、『着てるスーツは2万円』ということは、あまりありません。
ディンプル
ディンプルとは、結び目の下に作る凹みです。
しっかりディンプルを作ってネクタイを結んでいる人は、正しいネクタイの結び方を知ってる人です。
他人から注目されることに慣れている人、つまり、「身なりに気を使っている人」と想像できます。
対面した相手がすぐに見るところはだいたいこの3ヵ所です。
「そんなトコ見られてないって!」と思うかも知れませんが、はっきりと言えます。
相手は見ています!!
なぜ見てるのか?理由はシンプルです。なぜならあなたの相手は…
少しでも多くの情報を得て、早くあなたという人物を判断したいから
「自分の相手はいったいどんな人なのか?」を早く知りたいから、最初の数秒間で相手を観察するのです。
誰もが無意識に相手を観察しています。
スーツを着るうえで大切なこと

わたしは決して「安物のスーツはすぐわかる。だから高いスーツを着ろ」と伝えたいのではありません。
スーツを着るうえで一番大切なことは…
『サイズに合ったスーツを着る』ことだと思っています。
サイズが合ってないと、とても不格好に見えてしまうのがスーツです。
逆に、サイズがぴったりフィットしたスーツを着ると、見た目のシルエットが整い、誠実さ・信頼感・清潔感など、多くのことがプラスに働きます。
「今のスーツのサイズは合ってるか?」
一度、鏡の前で確かめてみてください。
パターンオーダーしてみる
自分に合ったサイズのスーツを手に入れるにはどうしたらいいのかについては、『パターンオーダー』をオススメします。
高価な生地を選ばなければ、3万円~4万円で1着が仕上がります。
パターンオーダーとは、吊るしの既成スーツとフルオーダースーツの中間的なスーツオーダーの方法です。
自分の体形に近い既成のサンプルジャケットやスラックスをもとに、袖や丈などを調整していくオーダーです。
手頃な価格でオーダーできるビギナー向けのお店です↓
【オーダースーツ佐田】
それでも社会人になって間もない頃には、そんなにスーツにお金をかけられないと思います。そこで、安いスーツだと気付かれにくくするワザの紹介です。
気付かれにくくするためには?
できれば綿100%のものを選ぶ
綿100%であればそれなりにパリッと見えます。
ポリエステル混でもポリは30%以下のものを選ぶ
ポリエステルの割合が増えるほど、生地のテカリが目立つようになります。割合は30%以下のものを選んでください。
無地は避ける
無地ほど素材の良し悪しがわかるものはありません。無地はなるべく避けて、ストライプか柄にしましょう。
オススメは、ピンストライプかシャドーストライプです。
ツーパンツスーツはダメ!
ツーパンツスーツはNGです。
生地が安いから、おまけでパンツが一本無料で付いてくるのです。
薄~いペラペラ生地を使ってる場合がほとんどです。やめておきましょう。
まとめ
- 安いスーツかどうかは相手との距離が1メートルになるとわかる
- スーツを着るうえで一番大切なことは、自分に合ったサイズを着ること
- なるべくお金をかけずに、見栄えの良いスーツを手に入れるには『パターンオーダー』がオススメ
- まだまだパターンオーダーするまでお金をかけられないなら、安いスーツだと気付かれにくいものを選ぶ
今回は、若いビジネスパーソンなら一度は考えたことがある「安いスーツって見ればわかるものなの?」についての記事でした。
ログスタの Sora でした。
それではまた。
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