「アパート経営を始めたい」
「宅建免許は必要なの?」
「宅建士は?」
これからアパート経営を始めたいと考えているあなた、こんな疑問を抱えていませんか?
この記事では、これからアパート経営を始めたいと思っている方へ向けて、『アパート経営に宅建免許や宅建士の資格が不要な理由』を解説しています。
本記事の筆者は、不動産会社を経営しながら、アパート・マンションの賃貸経営をしている大家です。
現在の不動産収益は、年間でおおよそ1憶円ほどになります。
同じ大家さん仲間として現場の生の声をお届けしますので、これからアパート経営を始める方や、アパート経営初心者さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アパート経営に宅建免許と宅建士は不要

結論から言いますと…
アパート経営に宅建免許や宅建士の資格は必要ありません。
『不動産に関する仕事 = 宅建免許や宅建士が必要』
このようにな違いをしている方もいますが、自らが所有する不動産をアパート経営することに、免許や資格は不要です。
理由はそれぞれ下のとおりです。
アパート経営に宅建免許が不要な理由
宅建業法で規制されている不動産取引業、つまり宅建免許が必要な行為は…
・自分の宅地・建物の売買(交換)を業として行う
・他人の宅地・建物の売買(交換)・貸借の代理を業として行う
・他人の宅地・建物の売買(交換)・貸借の媒介を業として行う
この3つを指します。
つまり、自分の所有する不動産(アパートやマンションなど)を人に貸す行為は、不動産取引業に該当しません。
アパート経営は不動産賃貸業または不動産管理業になり、不動産取引業にはあたらないのです。
そのため、大家業に宅建免許は必要ありません。
アパート経営に宅建士の資格が不要な理由
宅建士(宅地建物取引士)とは、宅建試験に合格し、宅建証の交付を受けた個人をいいます。
宅建免許は法人業者や個人業者が受ける免許ですが、宅建士は個人が取得する資格です。
宅建士でないとできない仕事(法定事務)は…
・重要事項の説明
・重要事項説明書への記名押印
・契約書面への記名押印
この3つです。
これら3つは、あなたの不動産を仲介した業者側が必要な書類です。
※あなたの不動産を仲介した業者…入居者さんを見つけてくれた仲介会社のこと
大家さんがおこなう行為ではないので、あなたが宅建士の資格を取る必要はありません。
ただ…アパート経営するなら宅建士は取得しておきたい
大家さんに宅建免許や宅建士は不要と解説しました。ただし、それはあくまで法律上です。
わたし個人の考えとしては、もし可能であれば大家さんも宅建士を取得した方が良いと考えています。
正確に表現しますと…
宅建に合格するレベルの知識を取得しておきたい
です。
大家業をするうえで宅建で学ぶ知識はとても役立ちます。とくに民法の知識は、入居者さんのトラブル解決にとても役立つ知識のひとつです。
また、大家さんは宅建業者と関わることが多いです。お互い良い関係を築くうえで、不動産業法などを理解していると、話がスムーズに進むことが多いです。
宅建士を持っておきたい詳細な理由についてはコチラ
自主管理大家さんにも宅建士取得をオススメする5つの理由
アパート経営で必要なことは『資格』より『ホスピタリティ』

「大家業は不労所得」
このように勘違いしている人も多くいますが、アパート経営は決して楽な仕事じゃありません。
大家業はサービス業です。
入居者さんのことを常に考えるホスピタリティ、つまり『おもてなしの心』が必要です。
「入居者さんから不満をなくす」ではなく、「入居者さんを喜ばす」くらいのサービス精神がなければ、良い大家さんにはなれません。
大家業で必要なことは…
資格より『ホスピタリティ』
このことを忘れないでください。
まとめ

今回は、これからアパート経営を始めたいと考えている方へ向けて、『 アパート経営に宅建免許や宅建士の資格が不要な理由 』を解説しました。
同じ大家さん仲間として、少しでもこの記事があなたの役に立てばと思います。
ログスタの Sora でした。
それではまた。
コメント
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